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図工は、児童の自由な発想と表現力を育む大切な学習活動です。色や形、質感を手で感じながら、自分の思いや考えを作品にする体験は、子どもたちの心を豊かにします。
図工の時間、子どもたちの自由な発想を作品にできるかどうかは、「材料の充実度」にかかっていることがよくあります。しかし、実際の授業では
「先生、毛糸がありません!」
「紙粘土、足りません!」
と、材料不足が原因でせっかくの素晴らしい発想が形にできないことも…。
子どもたちの「作りたい!」という気持ちを後押しするために、あらかじめ材料をそろえておくことはとても大切です。
これは学校現場の教員だけでなく、自宅で工作や創作活動を楽しみたい保護者の方にとっても役立つ情報です。
創造力を高めるおすすめの図工材料を10種類ご紹介します。すべてAmazonなどで手軽に購入できますので、ぜひ参考にしてください。
1. モール(針金入り・自由自在に形が変えられる)
モールは、針金が中に入ったふわふわの素材。ねじったり丸めたり、立体的な表現が簡単にできます。動物や飾り、アクセサリーづくりにも大活躍!
おすすめポイント
・自由に曲げられる柔軟性
・接着剤なしでもしっかり形を保てる
・カラフルで見た目も楽しい
2. ビーズ(細かい装飾やアクセサリー作りに)
ビーズは色・形のバリエーションが豊富で、作品のアクセントにぴったり。ネックレスやキーホルダー、貼り絵的に貼って模様を作ることもできます。大小さまざまなビーズは、指先を使う練習にもなり、色の組み合わせを考えるセンスも養えます。
おすすめポイント
・細かい作業で集中力が高まる
・アクセサリーや飾りの素材として人気
・色彩感覚や配置バランスの学習にも
・袋に分けて配布すれば扱いやすい
3. 粘土(造形の基本!)
軽くて扱いやすい紙粘土は、指先で自由に形を作れる王道素材です。乾燥前にも後にも着色可能。お面や立体作品づくりに最適です。
おすすめポイント
・自由な造形ができる
・手が汚れにくく扱いやすい
・平面→立体の発想の訓練に
・乾くと固まり、作品として残せる
・絵の具で色を塗ることも可能
4. 色紙・折り紙(カット・貼り絵・立体など応用自在)
紙一枚でも発想次第でアートになります。折る、切る、貼る、ちぎる…使い方は無限大。多彩に使え、手軽に形が作れます。
おすすめポイント
・配布が簡単でコスパも良い
・季節の工作にも応用可能
・色や柄のバリエーションが豊富
・道具がなくても扱える
・クラフト、コラージュ、貼り絵など多用途
5. マスキングテープ(剥がせて安心!デザイン性も抜群)
仮止めにもデコレーションにも使えるマスキングテープは、最近人気の材料です。
おすすめポイント
・柄や色が豊富で選ぶ楽しさがある
・紙・木・布などに貼れる
・剥がしやすくて安心
6. スパンコール(キラキラ装飾にぴったり)
キラキラ光るスパンコールは、作品をより魅力的に演出します。衣装や装飾作品にも。
おすすめポイント
・光の反射でインパクト大
・接着剤で簡単に貼れる
・小物やカードづくりにもおすすめ

6. フェルト(手触りのよい布素材)
柔らかく扱いやすいフェルトは、小さな子どもにも安全。フェルトはハサミで簡単に切れ、ボンドで貼るだけの手軽さ。切って貼るだけで作品が完成します。洋服や装飾、動物の体などにも使えます。
おすすめポイント
・安全に使える布素材
・色の選択肢が豊富
・重ね貼りで厚みのある表現が可能
・ハサミで簡単にカット可能
・ボンドで接着できて手軽
7.毛糸(柔らかな色と質感を表現)
毛糸は巻いたり結んだりするだけで、髪の毛・装飾・背景表現などに応用できます。
おすすめポイント
・手芸感覚で使える
・色合いが豊かで視覚的に楽しい
・毛糸の太さで印象が変わる
8. 木材パーツ・スティック・割りばし(工作感のある立体素材)
棒やプレートなどの木材パーツは、組み立ててオリジナル作品が作れます。土台や支柱、建築的な構造物の表現に使えます。達成感も大!
おすすめポイント
・丈夫で安定感のある素材
・接着剤との相性がよく扱いやすい
・組み立て・構造の理解が深まる
・ペイントで変化を楽しめる
・木の香りや手触りも刺激に
10. ストロー(切る・刺す・組むが楽しい!)
ストローは軽くて丈夫で、思った以上に幅広い工作に使える万能アイテムです。
おすすめポイント
・繋げて構造体が作れる
・切って刺すだけで立体作品が完成
・カラフルで視覚的にも楽しい

おわりに
図工は、子どもたちの「やってみたい!」「作ってみたい!」という気持ちを形にする大切な学習の場です。
教員の方は授業の準備に、保護者の方は家庭での工作・自由研究に、こうした材料を揃えておくと、創作活動がもっと豊かになります。
「材料がないからできなかった」ではなく、「材料があったからこんな発想が生まれた!」と感じられる体験を、子どもたちに提供していきましょう。
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