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教室に植物を置くと、空間に彩りが生まれ、生徒たちの心も落ち着きます。植物の世話を日課にすれば、子どもたちの観察力や責任感も自然に育まれるでしょう。特に「毎日水やりしても問題ない」「室内でも育ちやすい」「枯れにくい」といった特徴を持つ植物は、学校環境にとても適しています。
教室で育てるのにぴったりな植物を5種類ご紹介します。
1. ポトス(Pothos)
特徴
・ハート型の葉が愛らしく、つる状に伸びていく観葉植物です。
・空気清浄作用があり、NASAの研究でも効果が認められています。
・非常に丈夫で、初心者でも育てやすい植物として人気です。
育て方
・水やり:毎日少量ずつ与えても問題ありません。特に夏場はこまめな水やりがおすすめです。
・光:直射日光は避け、明るい日陰や蛍光灯の下で十分に育ちます。
・ポイント:伸びたつるはカットして、水に挿しておくと根が出て、簡単に増やすことができます。
2. スパティフィラム(Spathiphyllum)
特徴
・白く美しい花を咲かせる観葉植物で、「平和の花」とも呼ばれます。
・湿気を好み、室内環境でも元気に育ちます。
・空気中の有害物質を吸収する空気清浄効果もあります。
育て方
・水やり:毎日あげても根腐れしにくく、水分を好みます。ただし受け皿に水が溜まらないように注意してください。
・光:直射日光は避け、カーテン越しのやわらかな光や蛍光灯の明かりが最適です。
・ポイント:葉がしおれてきたら水不足のサイン。すぐに水を与えれば回復します。
3. アイビー(ヘデラ)
特徴
・小さな葉が連なったつる性植物で、丈夫でよく育ちます。
・壁に這わせたり、吊るしたりと飾り方も工夫できます。
・空気清浄効果も期待できるため、教室の空気環境にも◎
育て方
・水やり:毎日少量の水やりで育ちます。土の表面が乾いたら与える程度でも十分です。
・光:明るい日陰や蛍光灯の下でも元気に育ちます。直射日光は避けましょう。
・ポイント:つるが伸びすぎたらカットして、清潔な見た目を保ちましょう。
4. アジアンタム(Adiantum)
特徴
・細かく繊細な葉が風に揺れる様子が美しいシダ植物です。
・高温多湿を好むため、教室のような空間にはよく合います。
・葉の形がユニークで、観察対象としても面白い植物です。
育て方
・水やり:土の表面が乾いたらすぐに水を与えましょう。葉にも霧吹きをすることで湿度を保ちやすくなります。
・光:直射日光は苦手なので、明るい日陰や蛍光灯の光の下が最適です。
・ポイント:乾燥に弱いため、水切れには特に注意が必要です。
5. オリヅルラン(Spider Plant)
特徴
・緑と白のラインが入った細長い葉が放射状に広がる、見た目がユニークな植物です。
・子株が茎の先にたくさんでき、「折り鶴」がぶら下がっているように見えることから名付けられました。
・空気をきれいにする力が高く、育てやすいことで知られています。
育て方
・水やり:毎日少しずつ水を与えても問題ありません。土が完全に乾燥しないようにしましょう。
・光:明るい場所が好ましいですが、直射日光は避けましょう。蛍光灯の下でも育ちます。
・ポイント:子株は切り取って土や水に挿すと新しい株になります。観察・繁殖に最適です。
教室で植物を育てるポイント
- 水やり当番を作る
生徒に順番で水やりを担当させることで、責任感や植物への愛着が育まれます。 - 鉢の下に受け皿を置く
水漏れを防ぎ、教室の床を汚さないようにしましょう。鉢底石も入れて排水性を高めると安心です。 - 観察記録を取る
植物の成長や変化を記録することで、理科や生活科の教材としても活用できます。
まとめ
教室に植物を置くことは、学習空間に自然のぬくもりを加えるだけでなく、生徒の感性や観察力を育てる良い機会になります。今回ご紹介したポトス、スパティフィラム、アイビー、アジアンタム、オリヅルランは、どれも丈夫で育てやすく、毎日の水やりにも耐えてくれる頼もしい植物ばかりです。
まずはひと鉢から、教室に「小さな自然」を取り入れてみませんか?
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