※Word文書をプレビューで表示している場合、表記にズレが生じる可能性があります。
データをダウンロードした際には正しく表記されます。
算数の学習では日常に潜む数について学びます。つまり、日常の数に関わる問題を解決することが授業のメインとなります。
算数の授業の冒頭、多くの授業で児童が問題をノートに書きます。あなたはどうやって書かせますか?そのパターンをまとめました。
①すべて書く(視写)
教師が板書した問題や教科書に書いてある問題をそのままノートに書き写します。恐らく一番行われているやり方でしょう。児童の各スピードに差があるため、早く書き終わった子へのフォローを忘れないようにしましょう。また、遅い児童をずっと待つわけにはいきません。時間で区切ることも大切です。教師の板書と一緒に、文節ごとに書くやり方もあります。
②すべて書く(聴写)
教師が板書をせず、問題を読みます。児童は問題を聞いて、ノートに書きます。児童は教科書を閉じ、問題を見てはいけません。「1回しか読みません。」など、実態に応じて回数を制限してもいいです。聞く力を高めたいときに行います。また、児童がザワザワしているときに、集中させる意図でも行います。
このとき、故意に問題の大事なポイントを読まないということもできます。例えば「みかんを 3こ かいました。さらに かうと みかんは ぜんぶで なんこになりますか。」という問題を言えば、児童は「あれ?情報が足らないぞ。」と必要な情報は何かを考えます。あえて全てを与えないことで考えさせます。
③一部を書く
問題を書いた後に、「聞いていることに線を引きましょう。」と声をかけている人も多いと思います。それでは、最初から大事なところだけ書くのはどうでしょうか。メモのように、「聞いていること」や「わかっていること」だけをノートに書きます。何を書いたのかを全体で確認する必要があります。時間の短縮にもなります。
④貼る
研究授業で多く行われるのが貼るやり方です。問題文が長いとき、時間短縮のために行います。両面テープを貼っておく場合にはごみの処理を、ノリで貼らせるときは使ったノリをすぐにしまうように声をかけて、無駄なトラブルを防ぎましょう。
⑤書かない
問題が教科書に書いてあるのだから、そもそもノートに書かないというやり方もあります。どんな問題を解いたのか、ノートを見てもわからないため、教科書のページは書いた方がいいでしょう。
このように、「問題をノートに書く」という単純なことでも色々なパターンがあります。自身の授業の流れを思い描き、その都度、どのパターンが適切かを選択しましょう。
コメント