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『あまりのあるわり算のたしかめ』の学習では、絶対に「包含除」の問題を扱います。4年生のわり算を言葉の式で考えると、
包含除「全部の数÷1人分=人 数…あまり」
等分除「全部の数÷人 数=1人分…あまり」のどちらかです。
答えを確かめるとき、かけ算の性質として絶対に、「1人分×人数+あまり=全部の数」となるようにします。(1つ分の数)×(いくつ分)の考えです。(かけ算の順序問題についてはここで討論する気はありません。)
等分除の「色紙が23まいあって、6人に同じ数ずつ分ける。1人分は何枚でしょう?」という問題だと、「23まい÷6人=(1人分は)3枚で5まいあまる」となりますね。
答えを確かめるとき、
「1人分×人数+あまり=全部の数」というかけ算の性質通りの『たしかめの式』を使うと、
3×6+5=23となります。つまり、
式 23÷6=3あまり5
たしかめ 3×6 + 5=23
と6と3の位置が逆になり、わかりにくくなってしまいます。ですから、扱う問題は必ず包含除となるのです。
「1人分×人数+あまり=全部の数」というたしかめ方ではなく、
「わる数×答え(商)+あまり=わられる数」というたしかめの式にすることで、包含除であっても等分除であっても、
A÷B=CあまりD
A=B×C + D
となり、混乱がなくなります。授業の最後にはこのように、等分除でも包含除でも、たしかめができるように高める必要があります。
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